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網膜剥離
網膜とは眼球の内側に張り付いた薄い壁紙で、神経で出来た膜であります。また、眼球内部には硝子体というゼリー状のものがあり、加齢変化で収縮します。網膜と硝子体が強く接着している部位が、この硝子体の収縮が原因で裂け目が生じてしまい、網膜が剝がれていきます。このような病態を裂孔原性網膜剥離といいます。最近では40、50歳台に起こるのがほとんどと言われてきております。
飛蚊症
視界に半透明~不透明な濁りが見えることで、眼を動かすと揺れながら動きます。
光視症
光がないところで、閃光のような光を感じます。
視野欠損
網膜が剝がれてくると、それに対応した部位の視野が欠損します。物を見る中心部を黄斑部といいますが、ここが剝がれると視力が悪くなります。
治療には2つの方法があります。
眼球の内側から治療します。白目に小さい切開創を作り、細い針を眼内に入れて、硝子体を切除していきます。直接的に網膜を処理し、裂け目から網膜下液を抜いて、眼内を空気にして抑えつけます。術後はうつ伏せ姿勢を数日間〜1週間しないといけないことがあります。手術時間は局所麻酔を使用しておよそ1時間程度であります。硝子体をきれいに取っていく行程があるので、少し時間がかかる手術となっております。
眼球の外側から治療します。眼球の壁の外側にシリコーン製のバックルという材料を縫い付けます。網膜の裂け目に一致した部位の眼球の壁を眼球中心の方に向かって押し込んで、外側から網膜下液を抜去する方法です。手術時間は局所麻酔を使用しておよそ40分〜1時間程度であります。
再発率(再剥離)は10%くらいと言われています。その場合は再度、同じ手術か併用手術(硝子体手術+強膜バックリング)を行うことがあります。